未定

校舎の窓から見下ろした

中庭で遊んでる君

友達と戯れあって

それも青春だね

優しくね

そう決めたって

心に棘が生えちゃって

照れ隠しとか言われても

赤くなるしかないんだよ

 

夏の匂いがする

先なんてわからないけど

今を生きてる

飽きなんてこない

そう信じてたいんだ

抽象的でも恋してたいんだ

 

 

背中を視線に刺されて

友達と話しながら横目で見てる君

僕にはとても愛おしくて

そんなの気づいてないんだろな

 

 

幸せの糸手繰って

辿り着いたんだ

悲しみの果てに何が待ってる?

もうそんなもの見えてない

君だけを見てたいんだ

 

汗を流し

恋に笑い

並んで歩いた帰り道

 

夏の香りがする

恋なんてわからないけれど

予定なんて無くて

老いなんて関係ないのさ

 

夏の星が見えた

先なんてわからないけれど

星座のように

繋がっていくんだろな

形になっていくんだろな