南無

炎を纏っている貴方を

忘れることはできないでしょう

きまり悪そうに笑う姿

総て私の一部分

映画のような感覚なのは

信じたく無いからなのでしょう

 

苦しみはいずれ

歓びに転じると信じています

たとえ汚れていたとしても

幸せでありますように

帰り道に泣いたことは

もう忘れて

ポケットにしまって

 

 

虚空に還ってしまった貴方を

そっと心から消してしまいましょう

もう前に進まないといけないのです

総て私の一部分

映画のような感覚だけど

私の残喘もそろそろ尽きてしまいそうなのです

 

私たちはいずれ

歓びの中を歩いていくでしょう

例え茨があったとしても

貴方となら乗り越えていける

大笑いしていた日々を

もう一度、繰り返せますように

貴方の元に還れますように